2012年10月27、28日(土、日) exhibition [ Graphic Notation ]

1914年にL・ルッソロによって作曲された騒音音楽「都市の目覚め」の、イタリア未来派が始めた図形譜( Graphic Notation )は、70年代後半から80年代中期にかけて音楽雑誌rock magazineをエディトリアルしていた頃から、その記号的な美しさに魅了されよくグラフィックデザイン/レイアウトに応用させてもらった ( そして70年代後期ロンドンでブライアン・イーノにインタビューした時教えてもらったコーネリアス・カーデューのグラフィックスコアなどなど ) 。現在、尖端で表出している電子音楽は、もはや21世紀版現代音楽といったほうが妥当だろう。それらの音楽はmp3などのデータや波形に変換され配信されているものだから、よけいにこうした図表や図柄、テクスト等によって記譜された音の可視化が必要になってくる。
exhibition 「 Graphic Notation 」は、スコアの意味だけではなくヴィジュアル・アートとしての図形譜( Graphic Notation )と、ラップトップの箱の中にデータ化された電子音楽の視覚化 ( 阿木 譲 )。
※このイベントはライブをメインに、アーチストが各々つくり出す図形譜、イメージを具現化し展示する新しい展開として開催します。

27 (sat) 17:00-23:00 2000yen(inc 1drink)
LIVE&INSTALLATION:
Yuki Aoe

Sound Creator / Live Player
音によるさまざまな表現をメディアに発表
Roland 社主催のコンテストではインストゥルメントの楽曲としては初の賞を受賞 関西国際空港で自身の楽曲が流れる事になる 2003 年にエレクトロニクス作品として「SOUNDS FROM JAPAN」をロンドン市内限定で販売 レーベルのコンピレーションアルバムにも楽曲を提供しながら現在はライヴをメインに活動している イヴェント -:concep:- 主催

NASAA

音素材を大胆に加工編集/再構築し IDM からブレイクビーツ 尖端でのグリッチまでを横断したスタイルの音響作品を発表し注目を集め始めている
常に新しい方法論を提示する実験性の高いライブには定評がある

knoten

YAMAOKA Yusuke/MATSUMURO Daisuke
エレクトロニックミュージック研究所(kemlaboratory)にて活動
コンピューター/ハードウェア・ベースの創作活動を中心とし、独自の音楽表現の領域を展開
フィールドレコーディング及びシンセサイザーにて合成/加工した素材を元に 音がもたらす生理的、心理的影響、人の感覚に直接干渉する音、 周波数の特性と位相のずれを利用し空間の歪みを形成する事を研究課題とし、それにより造られた音をもとに仮想時間と実時間の交差する空間を意識した研究活動を思に行なっている
http://www.kemlab.org

PSYCHOLONICA

Tomomi Okunoのソロユニット。
2001年から声を使ったパフォーマンスをはじめる。
2012年からPSYCHOLONICA名義として活動を開始。
PSYCHOLONICAとはPsychology+erectronicaをかけあわせた造語である。
ノイズでありながらpop、オリエンタリズム、少女性、メルヘン、ミステリアスなどをコンセプトとしながらも、一貫した軸を持った世界観を構築していく事を目標としている。

Isolate Line

Isolate Line (Parallel Line / Eureka)
大阪拠点として活動する電子音楽家 “Isolate Line a.k.a Hiroyasu Izumori”
相反する音の融合をテーマとし、PCや電子楽器のコンクリクフト・フィールドレコーディング等の偶然性を古典的な作曲法によるメロディと融合させたサウンド。リミックス、楽曲提供など 他のアーティストとのコラボレーション活動も勢力的に展開。
また、ポストロックバンド”Eureka”ではボーカル/プログラミング/ギターを担当。アレンジ・レコーディング等を含む、全てをプロデュース。
最近では、fancy of planet の映像作品に楽曲提供するなど、フィ−ルドを超えたコラボレーションも実現。
http://www.myspace.com/isolateline
http://www.myspace.com/eurekajapan

takanori

1990年生まれで、大阪在住。
2012年4月からPCで曲を作り始める。
ポストロック、エレクトロニカ等に影響を受けた楽曲を制作しながらも、どう自分のフィルターを通し表現するか模索している。
今回のGNではメロディやビートなどを直感的、抽象的なイメージとして捉え、マーブリングで得られた偶然的な要素をコラージュで再構築し、図形譜として表現する。

28 (sun) 17:00-22:00 2000yen(inc 1drink)
LIVE&INSTALLATION:
Route09

京都府出身の作曲家 演奏家 サウンド・エンジニアである Yuki Ohtsuka のソロ名義
2007 年より電子音楽 とりわけアクースマティックの作曲及び立体音響システム「アクースモニウム」の演奏活動を開始しヨーロッパを中心に海 外でも作品が上演されている 本名義ではテクノ エレクトロニカ アンビエント ノイズ 即興演奏などの活動を展開
昨年は Il y a Records 主宰のコンピレーション・アルバムに参加 今年はカナダの URS Records の Viva Tape Series より ウクライナ人ノイズ・アーティスト Dao De Noize とのスプリット・テープをリリース
またプライヴェート・スタジオ「Push it! Studio」を自宅に構築 楽曲提供のみならずレコーディングやマスタリングのエンジニア、コンサートの音響マネジメント、機材コンサルタントも手掛けている

Masaru Saito

(Different10, Parusmusic, Bamboo)
1990 年代より音楽を制作開始 影響を受けた音楽は ymo 808state, the orb, basic channel snd lusine など
神戸・大阪でイベント Bamboo を主宰する
2010 年末からレーベル Different10、Parusmusic をスタート

genseiichi

2006年より京都を中心に活動しているa snore.の内の一人。
ソロ活動は2010年より開始。コンテンポラリーダンスや演劇の舞台音響もしている。

tape libido

2011年から機材のノイズやフィールドレコーディング、会話やカセットテープの使用、サンプリングのループを使いライヴを行う。

kezzardrix

関西在住のプログラマ/VJ/サウンドアーティスト。自作ソフトウェアを駆使したインタラクティブな映像と音楽、モバイルデバイスを用いたパフォーマンス等を京都、大阪を中心に行う。VJとしては,関西のクラブを中心に活動しながら、Zettai-mu Springup2011やtaico club等の大規模フェスにも出演。また、電子音楽パフォーマンスユニットplan+eの映像班に所属。加えて、様々な作家の舞台やインスタレーション等におけるインタラクティブな仕掛けのサポートプログラマとしても活動。最近ではMVの制作等も手がける。自身のインタラクティブ作品は文化庁メディア芸術祭審査員特別推薦作品や学生CGコンテスト優秀賞等に入選している。

doopiio

大阪と京都在住の2人組
音源制作やライブの他 音と映像を主体としたインタラクティブ作品を制作する名義として 2011 年より活動を開始する LA ビートや先端のビートを Noize Chill IDM といった Electronica なサウンドと織り交ぜる

and more…

Cornelius Cardew’s Treatise – Realization
by Shawn Feeney
http://vimeo.com/24759329

Cornelius Cardew’s Treatise – Realization from Shawn Feeney on Vimeo.

2010年に出版されたテレサ・ザウアーの『Notations 21』
http://notations21.net/

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