2012年3月23、24日(金、土) POST-APOCALYPTIC ENTITY part VIII


19:00-23:00
1000yen(no drink)

bricoleur:

AGI Yuzuru ( 阿木 譲 )
評論家 / 編集者 / プロデューサー
1976年に「ロックマガジン」を創刊する。「ロックは掃除機、ロックはスポンジ」というコンセプトが理解されることなく、その後に発行された「EGO」でロックへの決別を表明する。
そして1990年にアシッドハウス等について書かれた「E」以降はエレクトロニックミュージックに傾倒し、1999年に発行された「Infra」、「Bit」ではフューチャージャズ、クラブジャズ、ジャズに傾倒する。
現在、紙媒体での露出はないが、自身のレーベル「remodel」より関西若手エレクトロニックミュージシャンを主に置いた「a sign」、3/9のオープニングイベントで壮絶なサウンドスケープをうみ出したことも記憶に新しいSvrecaが主宰するスペインのレーベル「Semantica」の未発表音源を集めた「PROLOGUE : SEMANTICA RECORDS COMPILATION」をリリースし、今後はMomus、そして氏が1978年に創立した日本初のインディーレーベル「Vanity」の再発が控えており、今なお先端音楽を追い求め、発表し続けている。
氏の姿勢として一貫しているものは、絶えず新しい音楽を求め、モダンであろうとすることだろう。
運動体である音楽を遡って見た時に、氏が紹介 / プロデュースしてきた音楽が物事の本質、音楽の潮流を外れることなく、リードし続けてきたということは驚くほかない。
百聞は一見に如かず!一度阿木氏によるブリコラージュを体感してみよ!
その言葉がリアルに響き、あなたにとって一つの道標となるだろう!

ロバート・ヘンケだけではなくダムダイクなどの尖端音楽には常に超自然と神聖な世界が描かれている。発売されたばかりのモノレイク ( Monolake ) のGhostsから聴こえるインダストリアル・グリッチのスペクトル ( 変動するものの残像 ) は、T++グルーヴの尖端のシャーマニックダンスとも言える1曲目のGhostsから始まる、そして2曲目のTokuには、軋るドアや、幽霊が夜の闇に紛れて吹く口笛や回転するコインの音が、我々のいまの不安定な精神、神経過敏を表現するかのように抽象的なカチカチ音の衝撃によって表現されている。
グリッチとサウンドの細いかけら、力強い金属のリズム、低音域の脅威は、不気味な超自然的な場所へ我々を誘う。インバランス=不均衡,不安定,アンバランスな世界の裂け目と、ゴーストとウィッチの徘徊する2012年アポカリプティック時代のサウンドスケープからは誰も逃れることはできない。
3.11以後、以前にも増して音楽の聴き方と、レコードやCD購買の際の選び方やチョイスの視点が異なって来た。というか選んでいるのはインダストリアルダブやダークアンビエント、ミニマルダブ、フィールドレコーディング系のものばかりで、もういまはダンスという記号をクラブフロアから切り離してもいいんじゃないかとまで思い始めている。
2年前から展開しているボク個人のDJイングPost-Apocalyptic Entityは、踊らせるというより発売されたばかりのCDやレコードをエディットしブリコラージュすることによって、まずこの我々の生きる時代の空気感を創りだすことを心がけてきた。
驚くことに先日のスヴレカ ( Svreca ) のDJイングも正にボクがこの2年前からやってきたこの方法だった。
これこそ芸術的経験を加速させる現在のクラブという場で,音楽と、そして3.11以後の、ひととひととのコミュニケーションが最も機能する方法だと我々は気づき始めたのだ。
(阿木譲)

参考url:
http://www.nu-things.com/blog2/2012/03/postapocalyptic_entity_part_vi_1.html

Visual Image Operator:
Paravora

ハシモトシンゴ(paravora)
大阪を拠点とし、映像の発信=受信する事を目的に2004年より活動を開始。
枠内の表現だけに捕らわれない空間演出を提案する傍ら、
自治会の上映会から子供向けのワークショップなど幅広く活動する
主な作品、活動としては
2007年、OOIOO/OOHOHOO-OOIOO MUSIC VIDEOS’99~’07のEYE(BOREDOMS)MIXでのCG制作。
2009年、劇団子供鉅人公演「IN THE BLACK」の映像演出。
2010年 、柴田剛監督作品 映画「堀川中立売」のCG制作。
2011年には、大阪の寺田町にて地域で興すフェス「ateler teradacho fes 2011」の主催。
大阪、西本町Wag Art Cubeで行われた「OVERDUE exhibition」映像展示など、積極的に活動を広げる。
photo by:© T. MIYAMOTO / OVERDUE

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