2012年10月26日(金) From Glitch to industrial Glitch


19:00-23:00
1500yen(inc 1drink)

From Glitch to industrial Glitch

ブリストルの「エンプティセット」は、James GinzburgとPaul Purgasのデュオで、あの強調された低音域、歪曲された信号音+サイン波、ひずみ、抽象的騒音などのフィードバックテクニックによるネオ・クラシック+インダストリアル・ミュージックとも言えるインダストリアル・グリッチは、ダンス・ミュージックの基準点/既成概念をすべて破壊してしまった。raster-notonの初期プチプチ・グリッチから、それらが進化、変容したKangding RayとGrischa Lichtenbergerから、Emptysetへのインダストリアルグリッチへの変遷は、ユニット名「空集合 ( Emptyset ) 」の意味する「空集合には要素は存在しないが、空集合自身は集合として存在する。空集合 ∅ は何もないことを表す便宜的なものなのではない。空集合は例えて言うなら、中が空っぽの箱、空き箱である。中が空でも箱は存在しているのである。」を論点に、無は可能か・不可能かという形而上学的ニヒリズム (Metaphysical nihilism)まで話が及び、遊び心を満喫させてくれたりもする。もうすぐリリースされるraster-notonからのEmptyset「Collapsed」は、音響技師マット・サンプスンによって記録され、正弦波とひずみの信号音響に加えて、アーキテクチャー的空間を反映するためにマイクロホンを配置し録音されたといい、「文字すら存在しない全く未知の言語を記述するには、音の採取から始め、形態の整理、統語の記述、意味の記述という段階を経るのが一般的である。」という音韻論を主題にした構造主義文法が使われている。音響や振動、リズムのリアリティはいまも言葉を超えている。言葉はいつも心に足りない。
From Glitch to industrial Glitchはraster-notonの全グリッチから、Emptysetなどのインダストリアル・グリッチだけに焦点を当て4時間ぶっ続けで展開します。

( 阿木 譲 )

emptyset – Collapse [Official HD]

**SubtextRecordings 2012/10/10

The video for ‘Collapse’ looks to match the sequence of processes and distortions within the audio, by affecting footage and animation through a series of analogue junctions. As a means of synchronising sound and image an electromagnetic coil was used, which when triggered by the audio outputted from a power amp created corresponding visual distortions. This resulted in the audio directly driving and shaping the signal itself. A cube was used as a structure that could be collapsed throughout the video, shifting from solidity to a series of disparate distorted planes, still locked to the sound but no longer contained in their original state. This work is currently being developed for a live context, expanding on the perfomative possibilities of signal processing, distortion and transmission. ‘Collapse’ forms part of emptyset’s ‘Collapsed’ ep on Raster Noton.
Video by Clayton Welham and Sam Williams

Grischa Lichtenberger – 1110_01_lv_1b
http://youtu.be/FfXb1TkMNS0
*TheHierarchyOfLife
Purchase here: https://shop.raster-noton.net/?pid=269

Grischa Lichtenberger – 1011_11_Ss1

**videokaox66
Grischa Lichtenberger
“1011_11_Ss1”
And IV [Inertia]
2012 raster-noton r-n 143

Bricolage:
AGI Yuzuru ( 阿木 譲 )

評論家 / 編集者 / プロデューサー
1976年に「ロックマガジン」を創刊する。「ロックは掃除機、ロックはスポンジ」というコンセプトが理解されることなく、その後に発行された「EGO」でロックへの決別を表明する。
そして1990年にアシッドハウス等について書かれた「E」以降はエレクトロニックミュージックに傾倒し、1999年に発行された「Infra」、「Bit」ではフューチャージャズ、クラブジャズ、ジャズに傾倒する。
現在、紙媒体での露出はないが、自身のレーベル「remodel」より関西若手エレクトロニックミュージシャンを主に置いた「a sign」、2012年3/9のオープニングイベントで壮絶なサウンドスケープをうみ出したことも記憶に新しいSvrecaが主宰するスペインのレーベル「Semantica」の未発表音源を集めた「PROLOGUE : SEMANTICA RECORDS COMPILATION」、2012年9月にはUKの重要レーベルCherry Red/Creation等から作品をリリースし、そのファンタジックな世界感が高い評価を受けるMomusによるコンセプトアルバム「In Samoa」をリリース。Momusにとって1つの転機となる作品となり、話題を呼ぶ。

多方面に影響を与えていたブログは現在閉鎖し、自身のイベント「encode」の入場者限定で配布される冊子でのみ尖端音楽を紹介する。

氏の姿勢として一貫しているものは、絶えず新しい音楽を求め、モダンであろうとすることだろう。
運動体である音楽を遡って見た時に、氏が紹介 / プロデュースしてきた音楽が物事の本質、音楽の潮流を外れることなく、リードし続けてきたということは驚くほかない。

自身から明言はしないものの、音楽を通じて「生きること」ということを問い、表現しているように思う。

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