2012年11月30日-12月2日(金-土) Sound Art – A Biological Speaker –


Sound Art – A Biological Speaker –

サウンドアート
サウンドアートと音響空間デザインというコンセプトの下、音楽を聴く環境そのものを100台以上のスピーカーをフロアの床や天井、あるいは壁に配置してアーティストの演奏する音響を空気の振動としてバイオロジカルに聴き取る空間をnu thingsに現出。
ラップトップによるエレクトロミュージックやターンテーブリスト ( DJ ) をクラブ空間で行われる時代遅れのダンスミュージックとしてだけ機能させるのではなく、サティの家具の音楽、未来派の騒音芸術にあったノイズからフルクサス、ケージ、コンセプチュアルアート、イーノのアンビエントなどに繋ぎ、それらを自由に横断した生きているリアルな振動/生態系の言語としてのサウンドアートの実験の場が「バイオロジカルスピーカー」。

参考資料
http://www.cbc-net.com/topic/2012/04/sound-as-a-medium-of-art-zkm/
http://db.10plus1.jp/backnumber/article/articleid/1215/

音響を主要な制作素材とした美術作品の一ジャンル。“視覚表象”の担い手である美術作家が制作を手がける点で通常の音楽作品とは区別される。果たして展覧会場で収録された音を事後的に再生して聴くことがサウンド・アートの「鑑賞」にあたるかどうかは、意見が分かれる問題だが、再生不可能な音響の唯一性に「サウンド・アート」の根拠を求める立場の方に、説得力があると思われる。美術と音楽との差異を越境しようとする試みは、1913年の未来派アーティスト、L・ルッソロによる「騒音芸術」に端を発するものだが、戦後「フルクサス」のアーティストらによる実験を経て、70年代に「イヴェント」、「コンセプチュアル・アート」の一種としての「サウンド・アート」が一応の確立をみた。R・アンダーソンのようなポップ・ミュージックによるパフォーマンスや、C・マークレイのようなターンテーブル・パフォーマンスなど、「サウンド・アート」の実験はハウス、パンク、テクノなど同時代の音楽の流行と切っても切れない関係にある。

サウンド‐アート 【sound art】
作曲・演奏・聴取という音楽の文脈を取り払って、音それ自体を体験することを目的とする芸術形態。エレクトロニクスを利用して音のもととなる空気の振動そのものを体験したり、屋外に設置した装置に水力・風力など自然のエネルギーが作用して偶然に起こる音響を聴く、自然の中で鳥や昆虫などの鳴き声を録音し「生態系の言語」を聴き取ろうとするなど、さまざまなアプローチがある。
http://www.filmart.co.jp/new/post_136.php

サウンドアートのトポス 中川真

富澤哲哉

サウンドアートとは音楽から脱出しながら、音で何かを表現するという矛盾に満ちた作業である。しかも、アートの外側にあることによって成り立っている。美術館や公園などにあるアートとは違い、表現を受け手に押し付けることがない。私たちが聴くことで初めて作品となり、私たちを非日常的な領域に引きずり込むのである。

第一、二章ではロルフ・ユリウスと鈴木昭男のサウンドアーティストの表現の特性、そこから生まれる知覚の特質を論じ、サウンドアートおよびアーティストに関する本格的な論考の第一歩になっている。

サウンドアートというジャンルを体系的に捉えるためには、共通する手法や思想を見いだすことが重要であるが、一方で、アーティストの持つ多様性こそが最もおもしろい。サウンドアートを語るとき、音楽からの脱出を試みたケージを基準とするが、多くのサウンドアーティストはケージの影響を受けていない。サウンドアートは、美術の領域から始まって、音楽からも距離を持ち、そしてケージからも距離を置くという絶妙な位置にいる。つまり、サウンドアートは音楽と美術の折衷的な所産なのではなく、異ジャンルと目されているアートが接近し、衝突、融合するという、現代では当たり前となったアート状況の先駆者であり、アート間を架設することによって新たな体験を生み出すジャンルとして、積極的に捉えることができる。
一方で、音環境を考えるときサウンドスケープという分野がある。サウンドスケープとは音環境の大切さを啓蒙することで、サウンドアートは表現である。サウンドアーティストにとって聴くと言うことは、音響を物理的・生理的に受け止めたり、音の連なりの意味を解釈したりすることではなく、音の肌理に耳を傾けようとすること、音と同化すること、さらに言えば音と共に生きることなのである。それは表層の聴取と呼ばれる行為である。音楽では、背後にある内容や思想を構成的に聞き取るのだが、表層の聴取では音のそのものの表面的な音だけを聴き取らなければならない。このように、サウンドアートは直接的な社会的メッセージを伝達することはなく、知覚の変動を通じて、音環境を考え直させることに主眼がある。サウンドアートは音環境に配慮する作品ではないが、結果として鋭敏な耳の感性を生み、サウンドスケープ形成にフィードバックされるという共振作用が起きる。さらに、意図とは別に密やかに社会性が組み込まれてしまうので、アートと社会の関係について新しい視点を生む可能性がある。
また、彼らは人間が自然の一部であることを認めることで、相互排他的な自然と人間の関係を修正しようと試みる共通意識を有する。 それゆえに、地域の風土や文化、地域環境といったものが作品に取り組まれるので場所性が大事になると同時に、その場所の環境に依存しているといえる。しかし、サウンドアーティストは環境に対する配慮を考えて作品を作っているわけではなく、あくまでアート上のニーズに従っている。ともあれ、非支配性という共通意識をアーティストが有するので、サウンドアートはどのパブリックアートと比較しても最も環境に対する配慮度が高い営為となる。

第三章ではアートフェスティバルに参加したスタッフの日誌である。日誌は日々の状況をこと細かく思いのまま書いていて、準備プロセスを知ることができる。

第四章では同じフェスティバルより多角的なアートイベントのドキュメンタリーを通して、アートディレクターによるマネジメントの重要性を論じている。アーティストがいてのイベントだが、現場ではアーティストの営為は全体の一部となる。どんな些細な事件であってもアーティストに影響を及ぼしている。その繰り返しで最終的にアートがイベント開催日の日を迎えるのである。つまり、イベントを手がけるディレクターの力量次第で、イベントの成功が左右されるのである。
http://oshima.eng.niigata-u.ac.jp/soundart/

30 (fri) 19:00-23:00 2000yen(inc 1drink)
LIVE:
takanori

1990年生まれで、大阪在住。
2012年4月からPCで曲を作り始める。
ポストロック、エレクトロニカ等に影響を受けた楽曲を制作しながらも、どう自分のフィルターを通し表現するか模索している。
今回のGNではメロディやビートなどを直感的、抽象的なイメージとして捉え、マーブリングで得られた偶然的な要素をコラージュで再構築し、図形譜として表現する。

tape libido

2011年から機材のノイズやフィールドレコーディング、会話やカセットテープの使用、サンプリングのループを使いライヴを行う。

Bricolage:
AGI Yuzuru ( 阿木 譲 )
agi
評論家 / 編集者 / プロデューサー
1976年に「ロックマガジン」を創刊する。「ロックは掃除機、ロックはスポンジ」というコンセプトが理解されることなく、その後に発行された「EGO」でロックへの決別を表明する。
そして1990年にアシッドハウス等について書かれた「E」以降はエレクトロニックミュージックに傾倒し、1999年に発行された「Infra」、「Bit」ではフューチャージャズ、クラブジャズ、ジャズに傾倒する。
現在、紙媒体での露出はないが、自身のレーベル「remodel」より関西若手エレクトロニックミュージシャンを主に置いた「a sign」、2012年3/9のオープニングイベントで壮絶なサウンドスケープをうみ出したことも記憶に新しいSvrecaが主宰するスペインのレーベル「Semantica」の未発表音源を集めた「PROLOGUE : SEMANTICA RECORDS COMPILATION」、2012年9月にはUKの重要レーベルCherry Red/Creation等から作品をリリースし、そのファンタジックな世界感が高い評価を受けるMomusによるコンセプトアルバム「In Samoa」をリリース。Momusにとって1つの転機となる作品となり、話題を呼ぶ。

多方面に影響を与えていたブログは現在閉鎖し、自身のイベント「encode」の入場者限定で配布される冊子でのみ尖端音楽を紹介する。

氏の姿勢として一貫しているものは、絶えず新しい音楽を求め、モダンであろうとすることだろう。
運動体である音楽を遡って見た時に、氏が紹介 / プロデュースしてきた音楽が物事の本質、音楽の潮流を外れることなく、リードし続けてきたということは驚くほかない。

自身から明言はしないものの、音楽を通じて「生きること」ということを問い、表現しているように思う。

12/1 (sat) 17:00-23:00 2000yen(inc 1drink)
LIVE:
Yuki Aoe

Sound Creator / Live Player
音によるさまざまな表現をメディアに発表
Roland 社主催のコンテストではインストゥルメントの楽曲としては初の賞を受賞 関西国際空港で自身の楽曲が流れる事になる 2003 年にエレクトロニクス作品として「SOUNDS FROM JAPAN」をロンドン市内限定で販売 レーベルのコンピレーションアルバムにも楽曲を提供しながら現在はライヴをメインに活動している イヴェント -:concep:- 主催

death flamingo into the memai

2011年結成、高田鈴太郎と井ノ上祐太による音楽ユニット。
結成以前、井上さんはサマソニに出たりハードコアの大御所と共演したりし、高田さんは轟音を垂れ流したり電子音楽に傾向した末、どういう理由かフォークを基盤にノイズとアナログシンセサイザーを使って小宇宙を繰り出す事になった2人組。
持ち前のハードコア魂とドイツ的クールさで禁欲的に活動中。

Masataka Nagano + kazuto yokokura
長野雅貴(N.O.N) feat. kazuto yokokura

2005年より活動するN.O.Nのギター担当。即興を通じ、音と演奏の間にある閉塞した関係を取り壊しにかかる。結節点!i主催。

kazuto yokokura

大阪在住のエレクトロニクス・ミュージシャン
空間構築・イメージ喚起・その他が可能な電子音楽~電子音響作品を志向している
基本的にアンビエント寄りのサウンドである

[yakan]

アナログシンセが好き。NineInchNailsが好き。KORG DS-10とDOEPFERモジュラーが最近のメイン。海外から変なモジュールを買うのが楽しい今日この頃。たまにustreamでモジュラーライブをやったり。
love noise
love analogue synthesizer
love saw wave
love voltage

Masaru Saito

(Different10, Parusmusic, Bamboo)
1990 年代より音楽を制作開始 影響を受けた音楽は ymo 808state, the orb, basic channel snd lusine など
神戸・大阪でイベント Bamboo を主宰する
2010 年末からレーベル Different10、Parusmusic をスタート

Bricolage:
AGI Yuzuru

Visual:
Paravora

ハシモトシンゴ(paravora)
大阪を拠点とし、映像の発信=受信する事を目的に2004年より活動を開始。
枠内の表現だけに捕らわれない空間演出を提案する傍ら、
自治会の上映会から子供向けのワークショップなど幅広く活動する
主な作品、活動としては
2007年、OOIOO/OOHOHOO-OOIOO MUSIC VIDEOS’99~’07のEYE(BOREDOMS)MIXでのCG制作。
2009年、劇団子供鉅人公演「IN THE BLACK」の映像演出。
2010年、柴田剛監督作品 映画「堀川中立売」のCG制作。
2011年には、大阪の寺田町にて地域で興すフェス「ateler teradacho fes 2011」の主催。
大阪、西本町Wag Art Cubeで行われた「OVERDUE exhibition」映像展示など、積極的に活動を広げる。
2012年、維新派「夕顔のはなしろきゆふぐれ」の宣伝映像を制作。イケグチタカヨシと共にnu thingsにて[ translation ]を主宰し、映像と音の新たな可能性を探る。

12/2 (sun) 17:00-22:00 2000yen(inc 1drink)
LIVE:
PSYCHOLONICA

Tomomi Okunoのソロユニット。
2001年から声を使ったパフォーマンスをはじめる。
2012年からPSYCHOLONICA名義として活動を開始。
PSYCHOLONICAとはPsychology+erectronicaをかけあわせた造語である。
ノイズでありながらpop、オリエンタリズム、少女性、メルヘン、ミステリアスなどをコンセプトとしながらも、一貫した軸を持った世界観を構築していく事を目標としている。

Kyohei Hayashi

Isolate Line

Isolate Line (Parallel Line / Eureka)
大阪拠点として活動する電子音楽家 “Isolate Line a.k.a Hiroyasu Izumori”
相反する音の融合をテーマとし、PCや電子楽器のコンクリクフト・フィールドレコーディング等の偶然性を古典的な作曲法によるメロディと融合させたサウンド。リミックス、楽曲提供など 他のアーティストとのコラボレーション活動も勢力的に展開。
また、ポストロックバンド”Eureka”ではボーカル/プログラミング/ギターを担当。アレンジ・レコーディング等を含む、全てをプロデュース。
最近では、fancy of planet の映像作品に楽曲提供するなど、フィ−ルドを超えたコラボレーションも実現。
http://www.myspace.com/isolateline
http://www.myspace.com/eurekajapan

Bricolage:
AGI Yuzuru

Visual:
イケグチタカヨシ(haconiwa)

2004年よりVJとしての活動をはじめる。
VJとしてあらゆるジャンルのイベントに出演する傍ら、ファッションショーや舞台、展示、ショップの店頭映像なども手がける。
(過去の共演アーティスト)
rei harakami, momus, dave angel, suburban knight, sin bad, ken ishii, de de mouse, daishi dance, dj kyoko, 沖野 好洋, mcat, 掟 ポルシェ, 田中 知之(fpm), 夏目 ナナ

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