2013年2月3日(日) BANALITY OF EVIL

BANALITY OF EVIL-N-01
19:00-23:00
1500yen(inc 1drink)

この映像London Showcaseのような空気感とクラウドたちが集う空間を構築したいがために、ずっとこの20数年、クラブシーンに携わってきた。しかし90年代の頭に周防町筋の外れの川縁で展開したclub m2以外は、cafe blueであれ、jaz’ room nu things、nu things jajoukaであれ、こうした空間は2度と生まれることはなかった。このニッポンでは風俗営業や芸能としてのクラブマガイのディスコはあっても、尖端音楽を追っているアートとしてクラブミュージックをとらえている存在や、DJ、ミュージシャンがいない以上、そもそもアートとしてのクラブなどは存在し得ないし、夢のまた夢なのだ。ベルリンとニッポンのクラブとの落差と溝は想像以上に深い。きっといつまでたっても、それは埋まることはないだろう。だけど、ぼくはやり続けるよ。

参考url: http://agiyuzuru.wordpress.com/2013/01/30/2012-best-album-part6-18-27/

LUCY名義でDJ、プロデューサーとして活動するイタリア人Luca Mortellaroがベルリンで創立した[ Stroboscopic Artefacts ]はLUCY、XHIM、DADUBを核に“compressed dub”というスタイルのクラブ、ダンスミュージックをうみ出した。
ミニマル、インダストリアル、ダブ、アンビエント等、尖端音楽の重要な記号を全て兼ね備えたサウンドは享楽、インテリジェンス、内省的な世界の絶妙なバランスにより構成されている。
この[ BANALITY OF EVIL ]では阿木譲氏がこれらの音源を使い「踊る」ということに焦点を当てて開催される。
クラブ、ダンスミュージックの新しい形がここにあると言っても過言ではないだろう。

bricolage:
AGI Yuzuru ( 阿木 譲 )
agi
評論家 / 編集者 / プロデューサー
1976年に「ロックマガジン」を創刊する。「ロックは掃除機、ロックはスポンジ」というコンセプトが理解されることなく、その後に発行された「EGO」でロックへの決別を表明する。
そして1990年にアシッドハウス等について書かれた「E」以降はエレクトロニックミュージックに傾倒し、1999年に発行された「Infra」、「Bit」ではフューチャージャズ、クラブジャズ、ジャズに傾倒する。
現在、紙媒体での露出はないが、自身のレーベル「remodel」より関西若手エレクトロニックミュージシャンを主に置いた「a sign」、2012年3/9のオープニングイベントで壮絶なサウンドスケープをうみ出したことも記憶に新しいSvrecaが主宰するスペインのレーベル「Semantica」の未発表音源を集めた「PROLOGUE : SEMANTICA RECORDS COMPILATION」、2012年9月にはUKの重要レーベルCherry Red/Creation等から作品をリリースし、そのファンタジックな世界感が高い評価を受けるMomusによるコンセプトアルバム「In Samoa」をリリース。Momusにとって1つの転機となる作品となり、話題を呼ぶ。

多方面に影響を与えていたブログは現在閉鎖し、自身のイベント「encode」の入場者限定で配布される冊子でのみ尖端音楽を紹介する。

氏の姿勢として一貫しているものは、絶えず新しい音楽を求め、モダンであろうとすることだろう。
運動体である音楽を遡って見た時に、氏が紹介 / プロデュースしてきた音楽が物事の本質、音楽の潮流を外れることなく、リードし続けてきたということは驚くほかない。

自身から明言はしないものの、音楽を通じて「生きること」ということを問い、表現しているように思う。

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