2015年04月13日-17日(月-金) Exhibition AGI Yuzuru Library l Jacket art-chive [ captured music 1960-1980 ] side1

AGI 展示会
The Hafler Trioが1994年にAsh Internationaからリリースした「Negentropy」は、アンチグループ ( クロックDVA ) のアディ・ニュートンによって記録された作品で、電子無人機ジェネレータとリズムマシンのようにピアノを使った残酷にミニマリズムの反復によって構築された実験的アブストラクトで、タイトルの 「 ネゲントロピー (negentropy) 」とは、 ” シュレーディンガーの猫 ” で有名なオーストリア出身の理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーの 1943年の著書「What is Life?」で negative entropy という言葉によりその概念を提唱され、その後、レオン・ブリュアン(Leon Brillouin) により短縮語 negentropy という表現が用いられ定着し ” 生命などの系が、エントロピーの増大の法則に逆らうように、エントロピーの低い状態が保たれていることを指す用語で、単に、エントロピーを減少させる物理量という意味でも使われている ” 。90年代中期といえば、クラブカルチャーが台頭してきた時代で、あの失われた10年に、electronica、カットアップ、周囲のおよび環境のサウンドスケープ ( エンヴァイロメント) 、具体音楽、電気音響、オーディオモンタージュなどの時代を超えたコンテンポラリー・モダンミュージックがリリースされていたことを、おそらく多くの人は知らないだろう。ぼくのレコードライブラリーにはそうした素晴らしいグラフィック・デザインやテキスト、具体的な哲学、準宗教の枠組を持つ重要な作品が多く眠ったままになっている。第1回目の Exhibition ” AGI yuzuru Libraly Jacket Art-Chive [ Captured Music 1960-1980 } side 1では、未公開の100枚以上のレコードや様々なマテリアル,映像などを展示します。
4/17 fri のトークイヴェントでは石立敏保、林賢太郎くんが、ぼくのお相手をしてくれます。
4/17限定で阿木譲氏による展示レコードの解説リーフレットを入場者に配布致しますので、この機会をお見逃し無く!

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13-16(mon-thu)
19:00-23:00
500yen(inc 1drink)

17(fri)
19:00-23:00
1500yen(inc 1drink&leaflet)

bricolage:
AGI Yuzuru ( 阿木 譲 )
agi
評論家 / 編集者 / プロデューサー
2013年12月24日にはデザイナー / アーチストの秋山伸氏と共にアートジン[ 0G – zero g]を発刊。
2014年1月24日に東京現代美術館 contentで開催されたFRUEに出演。
2014年4月19日に六本木Super Deluxeで「0g night “DO BLOOM IN THE SILENCE”」を開催。
そして0g nightの最新エキシビション&ライブ&トークとして8月2日から9月6日の間、六本木のhiromiyoshii にて[con/cretism]を開催し、その場で[0g_02.5 “CON/cretism]を発表。
9/6に開催された[ con/cretism ]のクロージングイベントでは椹木野衣氏(美術評論家/多摩美術大学教授)と共に「 批評家の死 / ロックの死 」というテーマで対談。
2014年12月20日六本木スーパーデラックスでFRUE主催のイヴェントでSvreca、Vargと共演。
そして2014年12月に新たなブログ[ 0g zero-gauge ]を公開する。
2015年にはアートジン[ 0G – zero g]とブログ[ 0g zero-gauge ]の2つが展開される予定となっており、その活動は留まることを知らない。
そして2015年4月には氏による新たな場 【 environment 0g [zero-gauge] / エンヴァイロメント ゼロジー [ ゼロゲージ ] 】がオープンする。
https://agiyuzuru.wordpress.com
http://zero-gauge.com

TALK:
AGI Yuzuru

石立 敏保
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70年代KBS近畿放送の「ファズ・ボックス・イン」というラジオ番組で阿木譲氏を通してジャーマン・プログレッシブ・ロックと出会う。以降ロックマガジンを通じPUNK,NWやテクノポップ、氏が設立したヴァニティ・レーベルの音に触れる。
2006年退職後、阿木譲氏のブログの存在を知り再び先端音楽に触れ初め、2012年大阪阿波座のnu thingsオープンの時、初めて阿木譲氏と対面する。また退職後、現代美術に傾倒。
◎2010年、彫刻家中ハシ克シゲ氏「水のゆくえ~連鎖する水音」(京都国立近代美術館)の公開制作ボランティアとして参加。
◎木津川アート2011、木津川アート2012にボランティアスタッフとして参加。
◎2012年、現代美術家岡本光博氏の「バッタもんのバッタもんブロジェクト」に参加、出展。
◎2013年、nu thingsにてカッティングアーチスト、亀井麻里とのイベント“ENGRAVEー刻み込むー”を主催。
◎2014年、nu thingsにてテキスタイルアーティスト、マツムラアヤコとのイベント“ZWEITE HAUT”を主催。

Kentaro Hayashi
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90年代末よりABSTRACTの世界に傾倒し、トラック制作を始め大阪を中心に活動を開始。2001年よりLEFTFIELDなプロジェクトであるINDICARDAのメンバーとして活動を開始し、全国でライブ活動を行う。2002年にハリウッドの若手映画監督と共に映画祭への作品を制作し、ライブ映像と楽曲の提供を行う。その際現地にてライブを行う。また日本で行われたヨーロッパ映画祭にてライブを行う。2003年よりDJ活動を開始しCLICK、MINIMAL、TECHNOに傾倒する。企業サイトや海外のドキュメンタリー番組などに楽曲を提供。DARK AMBIENT、POST CLASSICAL、INDUSTRIALなど刺激のある音楽を模索し、CONTEMPORARY MODERN MUSICに出会う。2014年ラジオイベントCorrespondenceに参加。

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